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清水耳鼻咽喉科

お知らせ

更新日:9月29日

【お願い】密を避け、安心して受診頂くため予約優先制にし、問診で風邪症状(花粉症:2~3歳迄は稀)をお聞きし、インフルエンザやコロナ疑い例と分ける診察に努めています。ページ先頭の事前問診で入力後、お電話を頂ければ、効率よく予約を取ることもできます(スマートフォンAI問診)お聞きできなかった分は、紙の問診で補っています。初診や保険証が変わっている場合にも、AI問診の中で撮影して頂ければ、来院時にはカルテができているため、更に診察がスムースになります。この問診情報は、一定時間後自動的に消去されます。撮影頂いても、念のため保険証は持参お願いします。

 当院は新型コロナの診療・検査協力医療機関の指定(県)を受け、発熱外来を設置していましたが、R5.5.8から5類に移行後は発熱外来の対応は緩めています。

ただ、免疫力の弱い方や高齢者にとっては、一般の風邪とは明らかに違うウイルスであり、鑑別が必要な場面もあり、簡単な問診にご協力頂いています。 

 新型コロナは5類相当に引き下げられ、重症化率も低下していますが、ウイルスの感染力は更に強くなっており、注意が必要です。マスクなど行動制限が緩められるのは、無症状の健康な人が対象の場合のみです。

 風邪などの症状があり医療機関を受診した場合は、今まで通り分離が必要です。何故なら、医療機関には免疫力の低下した方、基礎疾患がある方、高齢者など、新型コロナに感染すると重症化する可能性がある方が通院しているからです。

 また、新型コロナ感染後の自粛期間とは、ウイルスの排出量が徐々に減ることから考えられた期間であり、6日目からは無症状であれば一般社会にマスクなどをして健康人相手に短時間なら許容されるウイルス量に減っている(=未だ排出しており、他人に移す可能性は残っている)という期間です。ですから、未だ症状が残っていれば7日間、10日間と延びることもあります。

 新型コロナ感染後の診察に関しては、一般社会ではなく医療機関であり、感染に弱い方がおられたり、飛沫が飛ぶ検査で診察時間が長引くこともあり、当院では症状に合わせて内服処方後自粛機関が経過してから、診察頂くようにしています。職員に感染し院内クラスターを発生させないための措置です。

 また、コロナ5類移行後に流行し出したインフルエンザは、2023年初めはH3(香港型)、秋以降H1(2009年パンデミック型)に入れ替わっており、更にB型もあるため、1年でA型に2回、B型に1回と合計3回感染される方もおられます(中には、か月で回の方もおられ、1~2か月前にインフルエンザになっていても、再度なる可能性があります)。これは、コロナ禍でウイルスとの接触が少なかったため免疫が低下していたためと言われており、手足口病など他のウイルス感染にも言えることです。

 徳島県立中央病院、徳島市民病院と地域医療連携もしており、適切な診療に努めています。

【新型コロナウイルス感染症の特性について】

1. ウイルスの特徴

 コロナ渦、特に令和3年4月ころから種々の変異株に入れ替わっており、一般的な風邪とは経過が違うため要注意です。


 ウイルスは約0.1μmしかなく、実際はウイルス飛沫(咳やくしゃみなど水分を含んだウイルス)として浮遊し、大きさは約2μmです。

 因みに、スギ花粉は直径30~40μm>黄砂は約4μm>PM2.5は2.5μm以下です。

 そのため、ウイルス飛沫を防御するには、最低でも不織布マスクが必要です。残念ながら、ウレタンマスクや布マスクは呼吸が楽ですが、遮断率試験結果から不織布マスク(90%遮断)より明らかに性能が劣る(1~17%しか遮断しない)ため、最低でも不織布マスクが強く推奨されています。

 また、手指やドアノブなどのアルコール消毒は有効ですが、空間散布は効果が期待できません。そのため、来院時には不織布マスクと手指のアルコール殺菌をお願いしています。


2. 院内の環境について

 院内の環境を維持するうえで重要なことは、空間の殺菌よりは浮遊したウイルスの速やかな「換 気」とされており、換気扇やサーキュレーター、窓の開放などを第一に行っています。当然、空気清浄機も併用し、待合室に抗菌スクリーンによる仕切も設けています。


 また、強い風邪症状のある方については、時間分離(予約制)と空間分離(車内や院外別室)もできるだけ行い、安全な環境を目指しています。予約外も診察は可能ですが、待合室に高齢者など免疫が充分でない患者さんがおられる場合は、密を避けるため、院内に直接入らず、車内や院外から携帯電話で連絡を頂いております。


3.新型コロナウイルス感染症の診断  新型コロナの診断は、症状だけで見分けることは困難であり、鼻咽腔からの抗原キット(10分で診断)を行っています。

 検査を行う目安として、発熱(37.5℃以上)、嗅覚障害や倦怠感、頭痛、咳、呼吸困難、酸素濃度低下などの特徴的な症状や、風邪にしては長引く場合やアレルギー性鼻炎としても季節外れなど、普通の風邪とは違う症状から、検査の必要性を判断しています。  ときに、新型コロナ感染症は、早期に肺炎になり急変することもあるため、鼻症状より咳が目立つ場合や息苦しさのある場合など、肺炎の早期診断のため、電話問診の段階で耳鼻咽喉科ではなく直接内科(呼吸器)受診をお勧めすることもあります。

 以上のことを、電話予約の際にお聞きし、適切な診察に努めています。そのため、電話問診が長くなることもありますが、来院患者さん同士や院内スタッフの安全のため、感染をこれ以上拡げないために、ご協力をお願いしています。


4.新型コロナの予防接種 → R6年10月1日以降に希望者は受付に申し出て下さい。

  注意点として、予防接種をしたから無敵になるわけではなく、新たな変異株も次々と出ていることからいわゆるブレイクスルー感染も増えており、今までの基本姿勢が暫く必要とされています。マスク、手洗いなどは、インフルエンザや他の風邪、花粉にも有効なことがわかっており、継続が推奨されています。

肺炎球菌、インフルエンザの予防接種 外来で予約受付中です。

【オンライン資格確認】 当院は診療情報を取得・活用することにより、質の高い医療の提供に努めています。

 正確な情報・活用するため、マイナ保険証によるオンライン資格確認等の利用にご協力をお願いします。

【写真】空間分離の際にお待ち頂く、院外の別室もあります。


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